私に子供が産まれた時、母は産着を仕立ててくれました。 季節が変わるたびにいろいろな和服を贈ってくれました。 夏祭りの甚平、七五三の着物、冬のちゃんちゃんこ。 0歳の夏に仕立てた甚平は、肩上げをほどくと2歳まで着ることができました。 洋服に比べて、長く着られる和服。 温泉場の風景にしっくりなじむ和服。 おばあちゃんが孫に教えるお手玉遊びのように、和服のよさを伝えたい。 放って、受け取って、渡す。 ときには、歌を口ずさんで。 毎日、着る和服「OTEDAMA」。